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鮒寿司 通信 No.9

鮒寿司 通信 No.9

 
戦国時代と幕末は
日本史のどの時代が好きですか?
 
ランキングではツートップでは
ないでしょうか。
 
どちらも、時代の狭間。
 
世の中が大きく変わろうとしている
うねりの時代です。
 
 
歴史小説もこのツートップ時代を
舞台にしたものが多いように思います。
 
国を想い、私情を畳む。
 
小説に登場する主人公の熱く切ない想いに
寄り添い涙する歴史ファンは多いはず。
 
読み終えたあとの半端ない胸の高鳴りと
自分まで偉業を成し遂げたかのような達成感、
何度でも読み返したくなりますよね。
 
 
歴史ファンにとって歴史小説はバイブルです。
 
そのバイブルのひとつとして
今も人気を博しているのが、
司馬遼太郎先生の代表作「燃えよ剣」。
 
この作品が初の時代物小説だったという方も
たくさんいらっしゃると思います。
 
ここから歴史ファン歴が始まったという方も。
 
幕末の志士集団、新選組。
 
鬼の副長と身内からも敵からも恐れられた
土方歳三を主人公に彼の最期までを描いた
長編小説です。
 
このベストセラーの作中に
とても重要な役割として「鮒寿司」が
登場しているのはご存じですか?
 
「燃えよ剣」をお持ちの方は
ぜひ、読み返してみてください。
 
読んだことない方のために、少しだけそのシーンをご紹介しましょう。
 
 
 
長州との戦い、
新選組も幕府の守備についていた。
 
しかし、新選組が守備をしている場所へ
敵はあらわれない。
 
土方は疲れを見せていた味方の状況を
知りながらも即刻敵のいる場所へ
向かおうと進言する。
 
そこへ黒い箱を抱えた沖田総司が登場する。
 
箱に入っていたのは「鮒寿司」。
 
土方へ「好きでしょう?食べてください。」と
差し出すが、土方は「今はいらない。
皆にわけろ」という。
 
沖田は「誰もいりませんよ。これを
食べられるのは土方さんくらいです」と
土方へ押し付ける・・
 
 
 
鮒寿司を使った比喩表現で
沖田の気持ちを代弁させています。
 
鮒寿司好きにはその使い方はちょっと、と
思うかもしれませんが、
そこはベストセラー作家に選ばれたと思い
堪えてください。
 
鮒寿司の強烈な個性あっての
抜擢なのですから。
 
 
時代は進み、鮒寿司は
ずいぶんマイルドになっています。
 
今なら戦のあとの
必須食品になっているかもですね。
 
それだと、名作が変わってしまう?!
 
鮒寿司ファンの方、燃えよ剣、必見ですよ。


by増茂 紀子

 

2020-07-28 07:53:05

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